見るだけの観光ではなく、ふれあいを大切に。 |
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気づかなかった『能登』を再発見して下さい!! |
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わが能登讃歌 |
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何度、能登へ来たことだろうか。 |
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『草木染め』に熱中 曹洞宗の大本山総持寺の祖院がある門前町で、草木染めを体験した。教えてくれたのは、ついの住み処を求めて千葉から越してきた本間さんだ。遠く日本海を見下ろす高台に自宅兼工房があり、周りは材料となる野草や木々の緑であふれている。僕と妻の美恵子は、夏用のストールを染めた。刈ってきたアカソの葉を煮だすと、湯気とともに甘茶のような香りが漂う。 外は蝉時雨。本間さんのお手製の桑の実酒に氷をひとつうかべ、ぐびりとひと口、暑気を払う。 染め液に紗の生地を浸す。自分の好きな色になるまで待って取り出し、乾かせば完成だ。 真剣ではあるが、仕事と違って遊び感覚で楽しめるところが何よりいい。 |
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民宿に泊まり『定置網を引く』 輪島市の西端にある民宿『漁火』。僕にはなじみのある宿である。黒光りする柱や梁の太さに、廻船問屋として栄えた住時がしのばれる。部屋には、エアコンもテレビもない。布団も自分で敷く。えっと驚くかもしれないが、心づくしの馳走と主人の観られればそれで十分なのだ。 夕餉を待つ間、囲炉裏で地酒をやる。ぬる燗には輪島塗の猪口が合う。ゆるゆると一日の疲れが溶けだしたころ、「できたよー」の声。 豪快なタイの姿造り、サザエの刺身、ナメラバチメの塩焼き。どれも今日、海から揚がったものばかりだ。「これならもう猫もお手上げよ」。妻は骨だけにした焼き魚を指差して自慢する。うまいという月並みな言葉しか出てこない。 「明朝、晴れたら船を出すから乗っていかんか」と主人の下さん。 宿の沖に定置網があり、客にも引かせてくれるのだ。 |
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| 『野集紙』を漉く 輪島の山あいの里で和紙を漉く遠見さんを訪ねることにする。遠見さんは、野草や四季の草花を漉きこんだ“野集紙”の名手として知る人ぞ知る存在だ。 工房は、小さな魚の群が踊る清流のわきにあった。中に入ると、原料の楮を満たした漉き槽が僕たちの到着を待っていた。 早速、挑戦する。「ざぶり」「じゃーぁー」。竹でできた漉き桁に原料をすくい、均等な厚さになるよう前後左右に素早く揺する。が、これがなかなかに難しい。 さらに、摘んできた花を散らしてもう一度、「ざぶり」「じゃーぁー」。これでオリジナルの野集紙の出来上がりである。 |
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| 『シイタケ狩り』も楽しみ 珠洲市の川城農園:シイタケの原木が整然と並ぶコナラの林は、雨に洗われ深呼吸をするかのように静かだった。 この春に収穫して干したシイタケを見せてもらった。傘に肉割れの白い縞が花のように咲いたドンコと呼ぶ極上品。よほど丹精しないと、こんな生命力みなぎる肉厚のシイタケは出てくれまい。 慈しむようにほだ木を見て回る川城さんのがっしりとした背中に、農への情熱とふるさとを守る気概がにじんで見えた。 |
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